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予防接種の副作用とは?副作用を起こしやすいワクチンとは?

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予防接種

お子さんを恐ろしい病気から守るために予防接種を受けさせている方が多いと思います。

しかし、予防接種の副作用によって重大な後遺症を残してしまったり死亡という事故が報告されています。このような副作用が怖くて予防接種を受けるかどうか悩んでいる方も多いと思います。

予防接種を受けるように指定されている病気は、症状・周囲への感染力が強いものが多くとても危険です。

予防接種による副作用は確かにありますが、そのほとんどは適切な処置をすれば対処できるもので、実際に健康に被害を及ぼす確率は、予防接種をせずにその病気にかかった時と比べると遥かに少ない確率となります。

では、予防接種による副作用にはどのようなものがあるのかを見ていきましょう。

予防接種による副作用

予防接種を受ける事によっておこる副作用には主に以下の症状があります。

軽い副作用

  • 摂取した部位の腫れ
  • 発熱

重い副作用

  • ワクチンによって、本当に病気にかかってしまう
  • アナフィラキシーショックなどのアレルギー反応
  • 無菌性髄膜炎

予防接種を受けるかどうかを悩むのは、重い副作用が出てしまった時の事を考えてしまうからでしょう。

実際に、ポリオの予防接種を受けた子供が副作用として脳性麻痺を起こしてしまったり、子宮頸がんの予防接種を受けた副作用で運動障害が残ったり死亡したという怖いニュースが流れています。

では、なぜ病気を予防するはずの予防接種でこのような副作用が起こるのでしょうか?

副作用を起こしやすいワクチン

予防接種に用いられるワクチンには、「生ワクチン」と「不活化ワクチン」の2種類があります。

生ワクチンとは、病気の原因であるウイルスの毒性をなくして、病気にかからないようにした状態にしたワクチンで、予防接種の後ウイルスは体内で増殖します。毒性のないウイルスを体内で増殖させることで軽くその病気にかかった状態にして体に抗体を作らせます。

一方、不活化ワクチンとはウイルスを殺菌し、免疫を作る為に必要な成分だけを取り出して作ったワクチンです。

 

一般的に、副作用を起こすのは生ワクチンを使った予防接種です。ここで、なぜ副作用を起こす危険がある生ワクチンをわざわざ使うのかという疑問があると思います。

生ワクチンを使うメリットは、ほとんどの予防接種が一度接種するだけで体に抗体を作ることができ、長期的な効果が期待できるからです。

不活化ワクチンを使った予防接種では、複数回予防接種を受けなければならないものが多く、全ての予防接種で不活化ワクチンを採用すると、ただでさえスケジュール管理が大変な予防接種が更に大変になってしまいます。

 

ポリオの予防接種を例にとると、生ワクチンであった時は2回の経口摂取で済んでいたのですが、ポリオ予防接種によってポリオにかかってしまう人が増加したことにより、不活化ワクチンを使うようになりました。

その結果、ポリオの予防接種は4回受けなければならなくなり、更に経口摂取から注射による接種に変わりました。現在ではポリオの予防接種は、ジフテリア、百日咳、破傷風と共に4種混合の予防接種の中に含まれています。

予防接種とは、体の中に毒性をなくした、または殺したウイルスをわざと体内に入れる事でその病気に対する抗体を作らせるために行います。

しかし、生ワクチンを使った予防接種では毒性をなくしているとはいえ生きているウイルスを体の中で増殖させるので、実際に病気にかかるなどの副作用が起こってしまうのです。

予防接種を受けなければならない理由

副作用は本当に恐ろしいものです。

しかし、予防接種を受けるように指定されている病気は、罹患してしまうと命に関わるものや重大な後遺症を残してしまう危険がある病気ばかりだということをしっかり覚えておいてくださいね。

予防接種によって起こる副作用は自然にその病気にかかった時よりも軽症で済む事が多く、確率も遥かに低くなっています。

 

おたふく風邪を例に見てみましょう。おたふく風邪にかかると、発熱、耳の下が腫れるなどの症状が1週間程度続きます。

これらの症状が直接命に関わることは少ないので軽く見られがちですが、おたふく風邪で怖いのは周囲への強い感染力と、全身にウイルスが巡ることによって起こる合併症です。

特に子供に多く見られる合併症は難聴で、難治性のもので根本的な治療方法はありません。

難聴が起こる確率は予防接種を受けずにおたふく風邪に罹った場合は0.01%~0.5%と言われ、200人に1人は難聴を患うことになります。

おたふく風邪で使われているワクチンは、生ワクチンですので副作用として実際におたふく風邪に罹ってしまう危険はあります。

 

しかし、生ワクチンはウイルスの毒性をなくしている状態ですので万が一副作用が起こってしまったとしてもこれらの症状は軽症で済む事が多く、難聴になる程重症化するケースは稀です。

難聴になる確率が、自然に罹患した場合と予防接種の副作用によって罹患した場合でどのように変わるかと言うデータは発表されていませんが、男性に起こる合併症である精巣炎に関しては以下のようなデータが発表されています。

おたふく風邪の合併症として精巣炎が発症する確率は、自然におたふく風邪に感染した場合には20%~40%ですが、ワクチンの副作用として発症した場合には、ほとんど0%になるという研究結果があることから、難聴になる確率も少なからず軽減されると考えられます。

 

以上のように、予防接種を受けることで副作用のリスクはありますが、副作用を起こす確率は低く、更に万が一副作用が出た場合でも軽症で済むことがほとんどです。

予防接種を受けず、病気にかかることの方が重大な事態になることが多いので予防接種は受けておいた方が良いでしょう。

まとめ

副作用が起こるという危険はあるけれど、それでも予防接種を受けた方が良いとする理由をまとめてみましょう。

  • 予防接種を受けるように指定されている病気に罹るリスクが大きいため
  • 予防接種の副作用によって起こる症状は確率が稀で、症状が軽くて済む事が多いため
  • 周囲への感染源とならないため

予防接種の副作用が出るかどうかは確率の問題ですので、完全にゼロにすることは難しいことですが、それよりも予防接種を受けずにその病気にかかってしまう事の方が子供に降りかかる危険が遥かに大きいのです。

また、周囲へ感染させてしまい流行させてしまうことで自信だけでなく周りの多くの人の健康にも害を与えてしまいかねません。

どうしても心配な場合は、医師や家族とよく相談して万が一の事態にも迅速に対応できるようにしておきましょう。

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