歯ぎしり

歯ぎしりで鉄よりも硬いエナメル質の歯が削れる理由!

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お煎餅っておいしいですよね。硬くて歯ごたえのあるものを食べることは、脳にとって良い刺激になります。

多少硬いものを噛んでも、歯が削れたことはないという人が殆どだと思います。(歯の中が虫歯になっている時はこの限りではありませんが。)

しかし、健康な歯であっても、歯ぎしりによって歯が削られることがあります。歯が削れることによりいろいろな弊害があります。

歯ぎしりの歯はかなり硬い!

硬さを表す尺度に、モース硬度というものがあります。これでいうと、歯はなんと鉄よりも硬いのです。

健康な歯の表面というのは、とても硬いエナメル質という名前の物質で覆われています。このエナメル質という物質は、人間の体の中で最も硬い組織です。

このコーティングが歯の表面に存在していることにより、私たちは硬いお煎餅をバリバリ噛み砕くことができますし、ものすごく熱いものやアイスなど冷たいものを噛んでも歯にしみずに済んでいます。

歯ぎしりで固い歯が削れる理由

歯ぎしりをすること、つまり毎晩毎晩自分の体重も超えてしまうくらいの力がかかります。また、不自然な動きで歯をこすりあわせることが続いてしまうと、長年の負担の積み重ねで、硬いエナメル質がはがれたり、欠けたり擦り減ったりしてしまいます。

歯ぎしりの負担は、毎日の積み重ねで、鉄よりも硬いエナメル質を破壊してしまいます。「雨だれ石を穿つ」という言葉のように。

(軒下から落ちるわずかな雨の粒でも、同じところに落ち続けていれば、長い年月をかけてついには硬い石に穴をあける事がある、という故事成語です。根気強く続けていれば小さな力でもいつか成果を得られるという意味です。まぁ、こちらはプラスの意味で使われますが。)

エナメル質が削れた部分は、外界の刺激がダイレクトに歯の神経に伝わりやすくなるので、歯が痛んだりしみたりするのです。

歯ぎしりを放置しつづけると、歯ぎしりの強い力により歯が削れてひびが入り、そこにまた歯ぎしりの力が加わる→歯が削れる→徐々にひびが広がる→力が加わる、ということを繰返し、最終的には大きく割れてしまう場合もあります。

これはすでに治療で神経を取った歯に起こりやすいです。神経のない歯は、歯に栄養が行かなくなり、枯れた木のようにスカスカなので、神経の残っている歯と比べて脆いためです。

また、神経がない歯だと、ひびが入っていたり、欠けていても痛みを感じないので、バリッと大きく割れて初めて気付くというパターンも多いです。

削れてしまった歯への対処法としては、これ以上の歯ぎしりのダメージから歯を守るためにマウスピースを装着し歯を守ることと、既に削れた部分を歯科で埋めて人工的にコーティングしてもらうことです。

おわりに

歯は食事、会話、等、毎日使うものです。

そこにさらに歯ぎしりが加わった場合は歯はとても酷使されている状態です。

歯ぎしりをしているみたいだけど別に何もしなくていいか、と考えるのではなく、歯ぎしりの治療をきちんと行って、影響を最小限に食い止めましょう。

 

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