歯ぎしり

ヒトはなぜ歯ぎしりをする?歯ぎしりをする3つの理由!

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あなたは歯ぎしりをしていませんか?歯ぎしりをすると歯や歯茎、顎関節に悪影響を及ぼすだけでなく、ぐっすり眠れない可能性もあります。

こう考えると悪いとこしかないように思えてくる歯ぎしり。悪いところばかり目につく歯ぎしりを、人間はなぜ歯ぎしりをしてしまうのでしょう。

 

歯ぎしりをする理由①

寝ている間の歯ぎしりの理由は、脳が関与!

寝ている間の無意識の歯ぎしりはなぜ起こるのでしょうか。

歯科では長い間歯ぎしりの原因について議論されてきましたが、よく言われる、「かみ合わせの異常が歯ぎしりの原因」という科学的根拠は示されていません。

最近は、寝ている間の大脳の興奮が理由で引き起こされるものということが明らかにされています。

 

「レム睡眠」と「ノンレム睡眠」って聞いたことありますよね。

「レム(REM)」とは急速眼球運動(Rapid Eye Movement)の略です。レム睡眠は体は眠っていても、脳は起きています。寝ている間に目玉を動かしたり、夢を見たりするのはレム睡眠の時です。

「じゃあ歯ぎしりは脳が起きているレム睡眠のときに起こっているの?」と思うかもしれません。しかしそうではありません。

歯ぎしりのほとんどはノンレム睡眠の時に起こっているのです。深い睡眠(ノンレム睡眠)から浅い睡眠(レム睡眠)へ移行していく過程で起こります。

この時、一時的に覚醒し体が動きやすい状態になっています。この時に顎の運動もおこり、歯ぎしりが起こるのです。

歯ぎしりをする理由②

覚醒時にする歯ぎしりは、「クセ」によるもの!

一方、起きている間の歯ぎしりについては、睡眠時の歯ぎしりと異なり、意識的に行われる場合もあります。

起きている間の歯ぎしりは、グッとかみしめている場合と、軽い力で、常に上下の歯を接触させてかみ合わせている場合があります。

通常、ヒトは食事中やツバを飲み込むときや会話時以外には、口を閉じていても上と下の歯は接触し合っておらず、上下の歯と歯の間は1~3mmの隙間があいているのが普通なのです。

実際に上下の歯と歯が接している時間は1日のうち合計で20分程度しかありません。

そのため、たとえ弱い力で接触しているだけでも、長時間続くことによって、歯や歯茎、筋肉や関節にじわじわとダメージを与えてしまうのです。

こちらは、起きている間に身に着けてしまった「クセ」と考えられ、本人の意識によってやめることができます。

歯ぎしりをする理由③

歯ぎしりがストレスを発散してくれている?!

人間の体は、ストレスにさらされると交感神経が活発化します。そうすると、いわゆる「ストレスホルモン」と呼ばれるホルモンの働きが活発化します。

これらのホルモンが増え続けると、血圧上昇、動脈硬化促進、免疫細胞弱体化など、体にとって良くない影響が出ることがあります。

しかし、歯ぎしりをすることによって、これらのホルモンの分泌が抑制される可能性があるということが分かりました。

つまり、歯ぎしりが、ストレスから体を守ってくれているのです。

おわりに

私たちの体は、日中の発散しきれなかったストレスを、寝ている間の歯ぎしりで無意識のうちに発散して、自分自身を守っているのかもしれません。

そういう理由で歯ぎしりをしている、と思うと、憎いだけだった歯ぎしりのことも、ほんの少しは大目に見てやろう、と思えるのではないでしょうか?

歯ぎしりへの対処療法は進歩していますが、完全に止めることはいまのところ困難ですので、うまく付き合ってあげて下さいね。

 

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