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大人も重症化しやすい麻疹の予防接種の受け方と副作用とは?

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赤ちゃんの予防接種

麻疹は、はしかとも呼ばれる病気で、空気感染、飛まつ感染、接触感染など大変感染力が強い病気です。

麻疹によって引き起こされる合併症には命に関わるものが多いので、予防接種を受けて感染しないように注意しましょう。

麻疹の症状とは?

麻疹ウイルスに感染すると、10日~12日間の潜伏期間を経て、発熱や咳などの症状で発症します。その後、口の中の粘膜に白い斑点が現れ、全身にも赤い発疹が現れます。

症状は10日~14日程度で治まりますが、麻疹は合併症が起こりやすい病気でもあります。麻疹にかかるとおよそ30%の人が何らかの合併症を起こし、そのうち40%が入院を要する程の症状が出ます。

麻疹によって引き起こされる合併症には以下のものがあります。

  • 中耳炎
  • 気管支炎
  • 肺炎
  • ウイルス性脳炎
  • 亜急性硬化性全脳炎

脳炎のように恐ろしい合併症は、ウイルス性脳炎で数千人に一人、亜急性硬化性全脳炎では100万人に0.57人という非常に確率の低いものとなっています。

しかし、亜急性硬化性全脳炎を起こしてしまうと、学力低下、運動能力の低下、行動異常、てんかん、意識障害などの症状の後昏睡状態に陥ってしまい取り返しのつかない事態になりかねません。

また亜急性硬化性全脳炎が起こるのは、麻疹に罹ってから6~7年後と言われています。合併症のリスクは、MRワクチンや麻疹ワクチンを受ける事によって軽減させることができます。

麻疹の予防接種の受け方と副作用

麻疹の予防接種は定期接種としてMRワクチンという麻疹と風疹が混合された予防接種を1歳と小学校入学前に2回受けます。

MRワクチンによって起こる副作用には以下のものがあります。

MRワクチンの軽い副作用

  • 発熱
  • 発疹
  • 痒み
  • 摂取部位の腫れ
  • リンパ節の腫れ

これらのものは一時的なもので1~3日程度で治まります。

MRワクチンの重い副作用

  • アナフィラキシーショック様症状(じんましん、呼吸困難)
  • 急性血相版減少性紫斑病(紫斑、鼻血、口腔粘膜の出血等)
  • 脳炎
  • けいれん

これらの症状が出た場合は、すぐに病院で診察を受けるようにしてください。

大人でも重症化しやすい麻疹

麻疹の予防接種は子供の頃に受けるので、大人には関係がないように思われがちですが、大人でも麻疹にかかることはあり、症状も子供、大人問わず重症化しやすいので注意が必要です。

以前は、麻疹ワクチンの効果は生涯続くと言われていましたが、最近では長期間麻疹ウイルスとの接触がないと、ワクチンの効果は次第に弱まり効果がなくなってしまうと分かりました。

現在では、ワクチンの効果はおよそ10年程度で、麻疹の患者数は、毎年約20万人いると言われています。年齢別に麻疹の発症患者数を見ていくと、約半数が2歳以下、次に多いのが10代~20代前半に患者数が多いことからもワクチンの効果が10年程度であると推測できます。

しかし、一度でも麻疹の予防接種を受けていると発症したとしても軽症で済むことが多いです。

まとめ

麻疹についての注意点を以下にまとめてみました。

  • 麻疹によって引き起こされる合併症には脳炎など恐ろしい症状が多い
  • 麻疹の症状は子供、大人問わずに重症化しやすい
  • 麻疹の予防接種の効果は10年程度だと言われている
  • 麻疹の予防接種を受けておくことで、ワクチンの効果が弱まっていたとしても症状を軽減させることができる

麻疹には脳炎など命に関わるほどの恐ろしい合併症が引き起こされる危険があります。

しかし、麻疹の予防接種を受けておく事で万が一、麻疹に罹ってしまったとしても軽症で済んだり、恐ろしい合併症が起こる可能性を低くすることができます。

また麻疹は子供特有の病気ではないということも忘れてはいけません。大人であっても重症化しやすい病気ですので、予防接種を受けていない人は受けてみることを検討してみても良いでしょう。

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