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産後の熱は要注意!産褥熱が起こる6つの理由とは?

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出産後すぐ、おおむね1ヶ月以内の時期を「産褥期」といい、特にトラブルが起きやすく注意が必要になります。

この時期に何らかの原因によって発熱することを「産褥熱」といい、時には感染症や病気の可能性が隠れいることがあります。産褥熱が起こる原因と注意点について解説します。

産褥熱が起こる原因

悪露が残っている

産後、異臭を伴った悪露がだらだらと長く続いたり、出血が多いときは、子宮内に胎盤や卵膜などが残っているせいで悪露がたまり、それを介して感染症を引き起こしている場合があります。38℃以上の熱が3~4日続いたときはこの可能性を疑いましょう。

産褥潰瘍

出産時に産道や会陰がが傷ついた部分から細菌感染を起こすことです。排尿時にしみるため痛みがあり、腫れを伴います。

子宮内膜炎

子宮の収縮不良から悪露が子宮内にたまり、うまく排出できないことや、出産時にできた子宮内膜の傷から細菌感染を起こすことです。非常に高い熱が1週間ほど続き、炎症による膿が出るため、悪臭を伴います。

付属器炎

子宮内膜炎が周辺の卵巣や卵管に広がることです。下腹部全体に痛みがあり、子宮内膜炎が治った頃に発症する場合もあります。

子宮筋層炎

子宮内膜炎がさらに広がり、子宮筋膜にまで広がってしまうことです。発熱と痛みに加え、全身の倦怠感や呼吸が苦しくなったりし、非常に重篤な状態です。

産褥敗血症

出産によりできた傷口から細菌感染を起こし、それが血管内に広がることです。発熱時は通常悪寒が伴いますが、これは悪寒がないまま40℃近くの非常に高熱が出ることが特徴です。産褥期の初期に起こりやすく、強いショック状態を起こす場合があります。

産褥熱の注意点

上に挙げたとおり、産褥期の発熱は重大な疾患を引き起こしている場合もあるため、注意が必要です。すぐに医師の診察が必要ですので、事前に症状を知っておくことが必要です。

入院中も毎日検温があったかと思いますが、産褥期は体温の変化に気を配ることが大切です。症状が重篤化しないうちに気づくことが、早期改善につながります。

産後は育児と家事の両立でとてもあわただしく、自分の体の変化に気づくチャンスを逃してしまいがちです。毎日決まった時間に体温を測ることを習慣づけていれば、問題の早期発見と解決につながりますから、ぜひおすすめしたいと思います。

「少し熱っぽいかな?」という程度でも我慢せず、体にほかの症状がないか確認するようにしましょう。

おわりに

抗生物質がなかった時代は、産褥期の細菌感染は産後のお母さんによって非常に恐ろしいものでした。時には命を落としてしまうことにもつながったからです。そのくらい、産褥期に起こる問題は危険な場合が多いのです。

出産により出血したり、産後は会陰や子宮内の傷などを介して細菌感染をしやすい上に、免疫力も低下しています。

産後1ヶ月頃までは特に体をいたわり、発熱には十分気を付けるように心がけましょう。

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