水疱瘡

妊婦の水疱瘡は治療法が少ない!胎児に与える影響は?

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水疱瘡は子供の頃にほぼ90%の子供が発症する病気で、大人になって水疱瘡を経験していない人は少ないことでしょう。

大人になってまだ水疱瘡になっていない方はちょっと注意してください。大人の水疱瘡は重症化しやすく時には入院が必要になります。

特に妊婦の方は生まれてくる赤ちゃんにも影響が出ることがありますので、今回は妊婦の方に注意してほしい水疱瘡の症状を紹介していきます。

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妊婦さんの水疱瘡は治療法が少ない

妊娠時は水疱瘡に限らず薬を飲むことができません。よって、治療法といえば水疱瘡がカサブタになった時の痒み止めくらいになることもあります。

ただし、目の周りに水疱瘡の疱疹ができた場合は眼下を受けるようにしましょう。また肺炎などの合併症を併発した場合は母体を優先して薬を用いる事もあります。

 

水疱瘡が胎児に与える影響は?

妊婦さんが水疱瘡になった場合に心配なのはお腹の赤ちゃんにどんな影響がでるかだと思います。妊婦さんの場合、水疱瘡にいつかかったかによって胎児に与える影響が違ってきます。

 

≪妊娠周期別の水疱瘡が胎児に与える影響≫

・妊娠20周未満→1~2%の確率で低出生体重、脳萎縮、白内障といった症状を持って生まれくることがあります。これらの症状を先天性水痘症候群といいます。

しかし、先天性水痘症候群は主に海外で報告されているもので日本では報告の例は極めて少ないとされています。

 

・妊娠20週~分娩21日前→9%の確率で乳幼児期に帯状疱疹を発症します。

帯状疱疹とは簡単に言うと「2回目に水疱瘡になった時に発症する病気」です。胎盤を通じて赤ちゃんは一度水疱瘡のウイルスにかかっているということですね。

水疱瘡のウイルスは症状が出なくなっても死滅するわけではなく体の神経節に潜みます。それが出生後に再発して帯状疱疹となります。

 

・分娩前後→30%~50%の確率で新生児が水疱瘡を発症します。

分娩6日前に水疱瘡を発症した場合はお腹の赤ちゃんにも水疱瘡の抗体ができるので、症状は軽く済むことが多いのですが、5日前などになると、抗体ができなくて重症化しやすくなります。

水痘肺炎といった合併症や水疱瘡が原因で失明した状態で生まれてきたり、流産、早産の原因にもなります。

また、重症化した場合の死亡率は30%と極めて高いので注意が必要です。分娩予定日の数日前に水疱瘡を発症した場合は、子宮収縮抑制剤を用いて赤ちゃんに抗体ができるまで出産を遅らせることもあります。

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妊娠時の水疱瘡はどうすれば予防できるのか?

水疱瘡の予防接種は生ワクチンですので、妊娠中に水疱瘡の予防接種を受ける事はできません。

妊娠の予定がある場合で、今まで水疱瘡にかかっていないのなら予め予防接種を受けておく必要があります。

水疱瘡にかかったことがあるかどうかわからない場合は、病院で抗体検査を受ける事で水疱瘡の抗体を持っているかを検査することができます。

もし、妊娠してから水疱瘡の抗体がないと分かった場合は、感染しないように努めるべきでしょう。水疱瘡が流行するのは春先です。

人ごみへの外出を控え、手洗いなどを徹底してできるだけ感染しないように気を付けるようにしましょう。

 

おわりに

妊娠時の水疱瘡は母体だけでなく、お腹の赤ちゃんにも影響が出るという事が分かりました。

しかし、妊娠の初期で見られる先天性水痘症候群は海外での報告例がほとんどです。後期に発症した場合でも赤ちゃんに抗体ができるまで出産を遅らせる等、赤ちゃんに危険が及ばないようにする手段があります。

もし妊娠中に水疱瘡を発症してしまっても自分を責めずに、元気な赤ちゃんを産むことに専念してくださいね。

そして、できれば妊娠前に予防接種を済ませておいてくださいね。

 

 

 

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