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BCG予防接種の受け方と副作用とは?結核が流行する3つの理由!

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注射器

BCGは結核の予防接種のことで、スタンプ型の独特な形の注射針を使うことでも有名ですよね。

結核と言えば昔の病気というイメージがありますが、実は現在でも毎年2万人もの人が結核に感染しています。これは先進国の中でもかなり多い患者数とされています。

そして、結核は子供がかかると結核性髄膜炎という死亡率の高い症状を起こすことがあり現在でも注意すべき病気なのです。

BCG予防接種の受け方と副作用

大人の結核はほとんどが肺結核ですが、子供の場合、全身に結核症状が出る粟粒結核(ぞくりゅうけっかく)と呼ばれる症状が出たり、結核性髄膜炎という死亡率の高い症状が出る危険があります。

こういった結核を予防する予防接種がBCGであり、定期接種にて生後11か月までに1回接種することが勧められています。

BCGの予防接種と言えば、スタンプ型の注射針が印象的ですよね。

ハンコ注射、スタンプ注射とも呼ばれるこの独特の注射針は「管針(かんしん)」と呼ばれています。この管針は、日本独自のもので局所の炎症や潰瘍を軽減するとされています。

BCGを受けた痕は大人になっても残りますが、全体の2/3程度の痕が残っている方が望ましいと言われています。BCG予防接種に使われているワクチンは生ワクチンであり、毒性をなくした結核菌を管針によって植え込むようにして接種します。

なお生ワクチンですので、副作用がいくつかありますので以下にまとめました。

  • 発疹
  • わきの下のリンパ節の腫れ
  • コッホ現象

発疹やリンパ節の腫れは自然と治まるので心配しなくても大丈夫です。

コッホ現象と言う聞き慣れない言葉がありますが、この症状が出た時は結核に既にかかっていると考えられますのですぐに病院へ行くようにしてください。コッホ現象の症状は針の痕が3~10日以内に赤く腫れて、膿んできます。

既に結核にかかっている体に更にBCG予防接種によって結核菌を追加されることによって、針の痕に強く反応が出る為にこのような症状が出ます。

結核性髄膜炎の症状

子供の結核で、最も注意しなければならないのは結核性髄膜炎です。この症状は、死亡率が高く重い後遺症が残ることも有ります。

症状の経過は、2週間で頭痛、発熱、意識障害と経過していき、失明、難聴、水頭症などの重い後遺症を残します。これらの後遺症は難治性のものですので、早急に適切な処置を受けさせなければなりません。

結核が現在でも流行している3つの理由

日本が先進国の中でも結核の患者数が圧倒的に多いのにはいくつかの理由が考えられます。

結核に関する認識が甘い

結核に関して、昔の病気と言うイメージを持っている人が多いので自身が結核にかかっていても気づかないという事が考えられます。

結核は飛まつ感染をしますので、発見が遅れると周囲への感染がどんどん広がってしまいます。

結核に対する免疫を持たない人が多くなってしまった

BCGによる結核の予防接種の効果は10年~15年持続すると言われています。

その間に結核菌との接触がなければ、結核に対する免疫が更に弱くなり結核に感染しやすくなってしまいます。

高齢の方が持っている結核菌が再び活動し始めた

1950年代は結核のピークで、毎年50万人もの方が結核に感染していました。

そのうちの5~10%が結核を発病し、発病していない人の1/3は体内に結核菌を抱えたまま高齢化しています。

結核菌は体の免疫力が強い内は、活動を止めて体内に潜み続けます。

しかし高齢化によって体の免疫が落ちると、再び活動を始め結核を発病させます。

まとめ

BCG予防接種を受けるべき理由を以下にまとめてみましょう。

  • 大人より子供の方が、結核が重症化しやすいため
  • 結核にかかっていると自覚していない人が多く、感染が広がりやすいため

BCG予防接種で使われるワクチンは、生ワクチンですので副作用を心配される方もいるかと思いますが、BCGのワクチンは世界的にも安全なワクチンとされています。

副作用もコッホ現象には注意が必要ですが、その他のものは軽度のものばかりです。結核の症状は子供の方が重症化しやすいため、是非とも予防接種を受けるようにしてくださいね。

結核は決して過去の病気ではないという自覚を持つことも大切ですね。

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